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Jキャンプ2002 福島キャンプ 報告 感想文 ギャラリー

写真5 車椅子バスケットボールキャンプ2002in福島に参加した皆さんの中から、各賞を受賞した方々の感想です。今回のキャンプでは6名の方から感想文をいただきました。

ベストキャンパーのお二人、石川大介さん(宮城)と別当由香さん(三重)、最も上達したプレイヤー賞を受賞した伊藤由紀さん(ドイツ)、ベストチームプレーヤー賞の広木美奈さん(東京)、トップウォーリアー賞の小鈴木智美さん(愛知)、努力賞の長瀬貴美さん(愛知)です。

石川さんはBBSの中でも噂になっている健常者プレイヤーです。別当さんはキャンプの模様が集英社週間ヤングジャンプに取り上げていただいたときに、両手を挙げて雄叫びをあげていた写真が印象的でした!伊藤さんは海外スポーツ紀行のコラムニストとしてもおなじみ、ドイツ在住の健常者プレイヤーです。広木さんはキャンプ中、一番威勢のいい声で目立っていました。小鈴木さんは昨年に引き続きの参加で、受賞のときはチームメートと涙を流しておられました。長瀬さんは転んでもボールを放さないガッツあふれるプレーが印象的でした。
今回キャンプに参加したみなさんの中で、感想文を書きたいという方は事務局に感想文を送って下さい。


石川 大介 (宮城県)ベストキャンパー賞
福島キャンプ感想
石川大介 今回、賞を頂き大変嬉しく思っております。中学からバスケを始めて、20歳頃から車椅子バスケを本格的に始めましたが、基礎がなく一から学びたいと思い参加しました。ピックのかけ方やホイールポジションなど、今まで見よう見真似でプレーしていた事が、「なるほどなぁ」と感心させられるほどよくわかりました。また、プレーの勉強ができた事も何より素晴らしい経験でしたが、それ以上にキャンプを通して感じた事は「楽しむバスケができた」という事です。

 チームメイトをはじめキャンプに参加した全員が学んだ事を懸命にやろうとする姿は、チームの気持ちをより強く一つにまとめ、そしてそれが成功できた時に仲間が一つとなり共に喜びを分かち合える事ができた。それがとても嬉しく、感動し、今も強く心に残っています。今まで勝ち負けだけにこだわってプレーしていた自分がいましたが、大好きなバスケを楽しむという初心を思い出すことができました。楽しくやることが辛い練習に耐え、うまくなりたいという向上心を持続できるのだと思います。
 今後は学んだプレー、初心の気持ちを忘れず反復練習しこれからもっとバスケを楽しんでいきます。最後に、マイクをはじめ講師のみなさん、そして実行委員会のみなさん本当にありがとうございました。今後もキャンプが継続される事を願ってます。



広木 美奈 (東京都)ベストチームプレイヤー賞
広木美奈 まず、報告をする前に講師の方々、補助講師の方々、実行委員会の方々、このような素晴らしいキャンプを開催していただき、本当にありがとうございます。私にとって幸せな4日間となりました。ここに感謝の意を表したいと思います。
 私がキャンプに参加した理由はマイクの指導を受けて見たかったからです。私自身、指導者を目指していますが、指導とは何か、どういった指導をしたいのか・・・などなど悩みは尽きませんでした。そんな時、東京で開催されたマイクの講習会を見学しました。ビ・ビ・ビっときたんです!!(古いですけど・・・)こういう指導をしたいんじゃないかと。

 そして、実際に参加をしてみての感想はすごく楽しかったということ。どういう風に楽しいかというと、自分がうまくなっていること、チームとしてうまくなっていること、キャンプに参加している人たちがうまくなり、集中してバスケットをしていること、みんなが同じことを考え、コミュニケ-ションがとれていること・・・などを感じ取れたからです。こんなことってほんとに体験したことがなかったです。
 始めて間もない人がピック・アンド・ロールやトリプル・スイッチをできるなんてすごいことですよ!!チームワークってすごいと思いました。

 また、講師の方々の声かけの仕方、タイミングがいいんです。
 だから、やっている方としては調子に乗れるんです。こんなにいい気分でバスケットしたのは久しぶりでした。私がバスケットを始めたころ(うまくなりたい)と必死に思っていたころの感覚でした。こんなふうに指導が・・・というよりバスケットを一緒に出来たら・・・と強く思いました。

 本当はもっともっといろいろ感じたことを書きたいのですが、私の頭ではまとまりきらないようです。私も多くの人たちと楽しく、一生懸命バスケットに取り組んでいけたらと思います。今後、マイクを心の師として頑張っていきたいと思います。(勝手に思っているだけですが・・・)
 本当にありがとうございました!!
レッツ・エンジョーイ・ばすけっとぼーる!!


小鈴木 智美 (愛知県)トップウォーリアー賞
小鈴木智美 今回2回目のキャンプ参加でしたが、去年以上に楽しく、勉強しながらバスケが出来たと思います。マイク・ニパ・トニー・ジェフの指導は、とってもわかりやすく丁寧な指導だと思いました。キャンプ初日に決めた私の目標である、精一杯頑張って楽しくプレーすることが、十分達成出来たと思います。
 最終日は燃えました!盛り上がりました。ディフェンスで3分15秒程守って、最終的にシュートミスでマイボールになった時、全員がコミュニケーションをしていて、しっかりカップディフェンス・ヘルプディフェンスが出来ていて、ベンチの選手も自然と声が出ていて、一つになっていて、これがチームワークなのだなと思い、私はあまりのすごさに鳥肌がたちました。

 試合終了後、マイクからこのモンスターチームはチームの中で一番エクセレントなディフェンスとチームワークだと言われとっても嬉しかったです。
 今回のキャンプで賞をもらう事もでき、とっても嬉しかったです。歓喜のあまり、涙が・・・スタッフの皆様、色々ありがとうございました。もっともっとキャンプしたい!!って思ったぐらい楽しいキャンプでした。このキャンプに参加できて幸せに思います。そう思えたのも、スタッフの皆様に親切にして頂いたからだと思います。本当にありがとうございました。
 来年も是非参加したいと思いました。キャンプ最高!!



長瀬 貴美 (愛知県)努力賞
長瀬貴美福島キャンプに参加して
このような素晴らしいキャンプに参加させて頂き、講師の皆様、実行委員ならびにスタッフの皆様大変お世話になり有難うございました。また、スポンサーの皆様にもこの場をお借りして感謝申し上げます。
私は健常者でマネージャーとして車椅子バスケに携わり、いつも楽しそうにバスケをしている選手を見て羨ましさを感じていました。しかし、今回のキャンプは全国から車椅子バスケをこよなく愛している人達が集まり、健常者・障害者という枠にとらわれず一選手として参加できたことはすごくうれしかったです。

初日、『一つ一つのプレーを精一杯行い、楽しいバスケをする!』というキャンプ中の目標を立てました。出会ったばかりでなかなか声もかけられず、ニックネームを呼び合うのも恥ずかしさがありました。しかし、皆が同じ目的でバスケを取り組むにしたがい、声を掛け合い、チームワークが生まれ、いつしか体育館全体は見えない大きなパワーで溢れていました。スポーツのすごさを感じました。

マイクはじめ講師の方々には、バスケの楽しさと共にプレーについても細かく丁寧に分かりやすく指導して頂き、基礎を知らなかった私にとっては聞く事・見る事全てが新鮮で感動的でした。また、『エクセレント!』『グッド・ジョブ!』と誉めてくれることでコート上で下を向くことはなく、逆に力が湧いてきました。いつもはコート外へ出ようとするボールを目で追っていた私ですが、今回はあきらめず身を呈してチームメイトにボールをつなげたい一心で追っていました。結果ボールはつながらなかったけれど、体を起こしてみると周りにはチームメイトが集まり声をかけてくれました。また、シュートを決めないとゲームには勝てないのですが、シュートを決めるよりチームメイトといい形を生み出す事の方が楽しく、また感激しました。

最終日のトーナメントでは『チームワークで楽しく!』をチーム目標にプレーし、結果優勝することが出来ました。賞とボールを頂けた瞬間、頭が真っ白になり4日間の様々な事が一度に頭の中を巡り、胸が熱くこみ上げてきました。

今回のキャンプで目標にして学んだ『一つ一つのプレーを精一杯行い、楽しいバスケをする!』ことを表彰で頂いたボールを見るたびに思い出し、これからチームでの練習や試合の中で自分の格言としてもっともっと車椅子バスケを楽しみたいと思います。




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