第11回車椅子バスケットボールキャンプ(Jキャンプ ファンダメンタル)in茨城2013 感想
RYO:古川諒(持ち点1)/Jキャンプ賞 チームHustle Fire 僕は今回が2度目のJキャンプ参加となりました。 そして今回のJキャンプで僕が立てた目標は”他のキャンパーの方からいろいろなことを吸収して自分のスキルアップにつなげる”。 最初は緊張もあり、初対面の方とコミュニケーションを取ることが出来ませんでした。しかしチームを組んで一緒にプレーしているうちに自然とコミュニケーションを取れるようになり、だんだんと絆が深まっていったように感じました。 最後には僕が所属したハッスルファイヤーのみなさんと仲良くなれた気がします。 さらに最終日のリアルトーナメントでは優勝することができ、有終の美を飾ることができました。 僕自身はコーチの方々やスタッフの方々が作ってくれた”バスケットボールを楽しむ”という空気の中で存分にバスケットボールを楽しんで、多くのことを学ぶことができました。 その上、Jキャンプ賞までいただくことができて本当に最高の3日間になりました。 このJキャンプの初日に立てた目標も達成できたのではないかなと思います。 本当に楽しい3日間でした。 ありがとうございました!! |
ODAJI:小田島理恵(持ち点3〜3.5)/Jキャンプ賞 チーム GariGari Kun 私がJキャンプへ参加した時は、車椅子バスケを始めてからまだ1年経っていませんでした。申込みする時は持ち点も決まっていなくて、Jキャンプへの参加はもちろん、遠征・宿泊をする合宿へ参加する事自体が初めてでした。 Jキャンプは2泊3日で朝から夜まで練習する…と知った時に興味がある反面、体力や自分のスキルや知識の未熟さ、知らない人ばかりの環境など様々な点で大きな不安がありました。 私はその不安な点を全て事務局へ相談しました。するとすぐに返信が来て、とても丁寧にわかりやすく説明して頂き、また別のスタッフの方からも個別に連絡も頂いて、様々な配慮をして下さりました。 私は事前のそのやりとりを通して、「スタッフの方のサポートがすごい!」と感激し、不安な気持ちが吹っ切れて、とても楽な気持ちでJキャンプを待ち望む事ができました。 キャンプが始まってチームの割り振りがされましたが、チーム名を決める時も初対面の人が多いという緊張からお互いに探り探りで自分から切り出す人が少なく、自己紹介やチーム名の話し合いになるまでに時間がかかり、チーム名が「ガリガリ君」と決まった後の時間もシーンとした空気が流れていました。 今ハッキリ言ってしまうと、その時私は他のチームが盛り上がってかけ声をしたりしているのを聞いて、「このチーム元気ないけど…3日間このチームでやるのに大丈夫かな?」と思っていました。 しかし毎日同じ時間を過ごして一つ一つのセッションを一緒にこなしたり、わからない事を講師の方や経験年数の多いチームの仲間に聞いたりするうちに個性が少しずつわかり、チームにも愛着が湧いてきて仲間意識も芽生えましたし、気付いたら常に楽しい時間を過ごしていました。 最終日の試合を控えた前日の夜にチームで自主的にミーティングをしました。ここでは個人やチーム全体の反省点を確認でき、最終日の試合への意識が1つにまとまり本当の意味でのチームとなった気がしました。はじめにチームを組んだ時には想像できないくらいとても素晴らしいチームになり、「楽しくやろう!」と言っていた私たちは試合中に必死になり過ぎている子に対して「○○ちゃん!スマイルプリーズ♡」など冗談を言い合えるようにまでなり、最終的には準優勝する事ができました。1ゴール差の惜しい試合でしたが、終わった時はもうそんな事は関係なく、私は「このチームで良かった!!」と強く思いました。 初めてのキャンプで汗だくの酷暑の中でしたが、辛いと思った時は一瞬たりともありませんでした。トップクラスの講師の方が1つ1つのセッションごとに重点をおいて話してくれていて、その内容を伝える通訳の方も私たちにとてもわかりやすく話してくれました。また、常にスタッフの方が団扇や霧吹き、氷を持って回ってくれていましたし、ドリンクの濃さや体の調子を伺う声掛けなども多くして下さっていて、もっと大変なキャンプを想像していた私は「こんなに楽しくて、知識も増えて楽しいキャンプでいいんだろうか!?こんなに楽しく学べるスポーツは初めて!!」と思ってしまうほどでした。 最後には光栄な事にJキャンプ賞まで頂くことができました。私がこのようにJキャンプに楽しく参加できた上に賞をもらえたのは、講師の方やチームの人たちをはじめ、チーム以外でも気軽に話をしてくれたキャンパー、事前から当日までサポートをして下さったスタッフの方やスポンサーの方など、Jキャンプに携わっていた全ての方のおかげです。心から感謝しています。ありがとうございました。 あっという間の3日間で、Jキャンプを通して私は今まで以上に車椅子バスケと、それに関わる人たちが大好きになりました。「楽しかったキャンプ」で終わる事無く、これからの練習を通して自分やチームにも活かして行きたいです。 また来年、お互いに成長した姿で会えるのを楽しみにしています。 |
HAYATO:萩原駿斗(健常者)/Jキャンプ賞 チーム Yes Sir Jキャンプは、分かり切っていなかった知識や自分の考えるスキルを整理するとてもいい機会になりました。 どのようにすれば、皆が動きやすくプレーできるかを考えたり、それを声で伝えたり、どうゲームを作るかを考えるトレーニングにもなりました。 このスキルはチームでも還元出来たと思います。 何より、とても楽しかった!! 即席チームであそこまで楽しめるのは、Jキャンプのいい環境によるものだと感じました! また、あれから身体のことについてもよく気を使うようになりました(笑) お陰様で自分の成長(身体の)を日々感じている気がします!←多分 是非、来年も参加したいと思います! Jキャンプ関係者の皆さん、ありがとうございました! |
YURI:立石百合子(健常者)/Jキャンプ賞 チームHoney Buns Jキャンプで過ごした3日間は本当にあっとういう間でした。 私は今回初参加で、少し緊張しながら体育館へ向かったのですが、パワフルなコーチの方々、常に気配りをしてくださるスタッフの皆さん、そしてバスケが大好きな参加者の皆さんと会うと、緊張はすぐに楽しさに変わりました。 私の目標は、基礎を少しでも多く学び吸収することと、とにかくバスケを楽しむことでした。 基礎をきちんと習ったことがなく、わからないことが多かった私にとって、プログラム全てが新鮮で、勉強になりました。 うまく動けないことやなかなか理解が追いつかない時もありましたが、チームメイトのみんながアドバイスやフォローをしてくれたことにすごく助けられ、励まされ、頑張ることができました。 練習内容やコーチの皆さんからいただいたアドバイス、チームのみんなで一緒に悩んだり考えたりしたこと、チームメイトが頑張っている姿に喜んだり盛り上がって応援したこと、全てが楽しく、自分自身の成長に繋がったと思います。 このチームやキャンプのメンバーとは3日間しか一緒に過ごせなかったけど、みんないつも本気で、バスケが大好きで、3日間しか過ごしていないなんて思えないくらい一体感があって、すごく感動しました。 最終日はもっとこのメンバーでバスケをしたいと思い、寂しくなってしまいました。 練習メニューやコーチの皆さんに教えていただき学んだことはもちろん、素敵な仲間と出会えたこと、大好きなバスケがもっと好きになったこと、3日間すべてが私にとって大切で特別なものになりました。 本当に参加してよかったです。 とにかく楽しくて、夢中になってバスケをしていた3日間でした! 本当にありがとうございました!! |
MARU:丸山弘毅(持ち点2.5)/1日目MVP(ハッスル);IRC井上ゴム工業潟vレゼンツ 今回始めてJキャンプに参加させて頂いて、最初は色々と不安でした。 知らない人ばかりのなか体育館に入り一気に緊張が高まりました。 けど、大学生、スタッフなどが気軽に声を掛けてくれて、どんどん緊張がとれてきて自分の性格を出せるようになってきました。 おかげで、1日目のMVPのキャラクター賞をいただく事が出来てとても嬉しかったです。最終日のトーナメント戦では決勝に行けませんでしたが、とても良いチームと講師のおかげで、バスケを楽しく学ぶ事が出来ました。参加して本当によかったと思っています。 ぜひまた参加したいです。 |
IZU:財満いずみ(持ち点1)/2日目MVP(トップピッカー);バークレーズ証券潟vレゼンツ 今回のJキャンプは2度目の参加でしたが、初めて参加したJキャンプよりも明確な目的と目標を持って望むことができました。それは自分のプレーを見つけるという目的と、頭を使ったバスケットをしたいという目標でした。一生懸命頑張っているのは分かるけれど何がしたいか分からないと言われる事が増えており、悩みながらバスケットをしていたり、指示された動きしか出来ないというバスケットに対して自信を失っていた状況でした。そんな中でのJキャンプ参加だったのでこの目的と目標をすぐに立てることが出来ました。 初日すぐにチーム分けがあり初めて会った方が多く、ものすごく不安になり緊張しましたが年上の方々がチームを引っ張り、場を盛り上げてくださったお陰でチームに慣れることができました。最初は年下ということを気にして言えない事や聞けない事も多々ありましたが、皆さんが年齢は気にしなくていい、言いたいことは言っていいと言ってくださったので、お互いに言い合えるチームになれました。分からない所は遠慮なく聞き、私にも分からない所を聞いてくれてとても自分が成長するために大切な3日間を過ごすことが出来ました。 2日目にベストピッカー賞をいただけたのも、分からない所を丁寧に教えてくれたコーチの方々、何度も動きを復習し合ったチームの皆さんのお陰です。最終日のリアル杯では自分達のベストプレーが出来たうえに、準優勝することができとても嬉しい気持ちでJキャンプを終えることが出来ました。 自分の中で新たな目標も出来たのでこれからもバスケットを楽しみながら頑張ろうと思います。そしてこの楽しさを忘れることなくバスケットを続けていこうと思っています。今回Jキャンプに関わってくださった皆様のお陰でこんなにも充実した3日間を過ごすことが出来ました。本当にありがとうございました。 |
RYOCHIN:小林 良(健常者)/ワミレスコスメティック・コンテスト優勝 3日目MVP(チームプレイヤー):IRC井上ゴム工業潟vレゼンツ 今回Jキャンプに参加したことで、改めて車椅子バスケットの奥深さ、意図を共有しながらプレーすることの大切さを再確認したのと同時に、チームワークの大切さを身に染みて感じました。自分たちのチームは、キャンプ二日目の時点では個人個人で自分がうまくなるためにメニューに取り組んでいたように思います。しかし、スタッフの方にアドバイスを頂いてからは、空き時間にチームDFの練習をしたり、チームメイトにプレーの相談をしたりと、全員が「自分はチームのために、今何ができるだろう」という考えを持ちながら行動していました。その成果もあり、最終日にはチームとしてぎゅっとまとまることができたのだと思います。ゲームにでている仲間を一生懸命応援し、良いプレーを心から喜ぶチームメイトの姿には、胸を熱くさせられました。 また、母校の後輩に指導する機会が多い自分にとっては、講師陣の選手への関わり方も非常に勉強になりました。まず、実際に良い形をコーチ陣でやって見せ、その後にキーポイントを伝える。質問する時間をとり、取り組んでいる最中には気になる点があれば随時プレーに対してのフィードバックをしていく。選手が理解しやすいように、言葉のチョイス、話し方にも気を配っているのを感じ、自分が後輩に伝えるときはどうだろうか、と振り返るきっかけになりました。真似させて頂きます。 今回キャンプで学んだことは、自分のチームメイトと後輩達に還元しつつ、自分の中で磨いていきます。そして、さらに車椅子バスケットボールの魅力に気づいていけるように、真摯に向き合っていきたいと思います。 最後になりますが、スタッフ、講師陣、ボランティアスタッフ、今回Jキャンプに関わって下さった全ての方々に、深く感謝しています。本当にありがとうございました! |
この事業はスポーツ振興くじの助成により行いました。