健常者の車椅子バスケ参加については、どこにおいても反対意見はあるものです。障害者プレーヤーの中には、健常者プレーヤーに自分達のチャンス(例えばゲームに出るチャンスなど)を奪われてしまうのでは、と考える人も多くいます。しかし、よりたくさんのプレーヤーがいるということは、よりチームが増えるということ。つまり、そのチャンスは減るのではなく、もっと増えるはずですよね。さらにスポーツの基本原理とは、自分の可能性を最大限に高めること。より強い相手とプレーをすることで、それが実現可能になるのです。
健常者プレーヤーは、体や筋肉の機能がより効くプレーをコート上にもたらします。すなわち、通常、彼らはより強いプレーヤーであるといえるでしょう。私はいつも、”スポーツは全ての人のものだ”と考えています。1点選手としては、ベストなプレーヤーとプレーしたいと常に思っていました。アスリートは、皆、このような理想を追い求めているものです。
健常者プレーヤーが私を打ち負かしたければ、彼らは私よりもっと練習しなくてはなりません。でも、多分そんなことはムリかな。
身体的機能があるからと言っても、生半可な練習ではコート上で私には絶対に勝てません。練習した者こそ、成功できる。それがスポーツなのです。
カナダの健常者プレーヤーについては、私がプレーを始めた頃、既にいましたよ。地域によっては、健常者プレーヤーがいなければ人が足りずチームを作ることも出来なかったため、障害者プレーヤーにバスケをする機会を与えるためにも彼らは大切な存在でした。女子にとっては特にそうです。
カナダ女子チームが、現在大変強いチームであるのは、いつも健常者とプレーしているからと言えるでしょう。
これで質問の答えになったでしょうか?
是非、これからもバスケを続け、さらに他の健常者の方にも車椅子バスケを勧めてくださいね。
Mike