プール Aの試合を振り返って(9月21日)
アテネ公式サイトより 訳者:事務局カネコ

(アテネ公式サイトより)

イタリア58−ブラジル74
 20得点以上を挙げたプレイヤーを2名擁するヨーロッパチャンピオン、イタリアはブラジルを打ちのめし(67−50)、2勝1敗とした。

 キャプテン、ファビオ・ライモンディとマッテオ・カヴァニーニはそれぞれ24得点をあげ(マッテオは11リバウンドも奪い取った)、サンドロ・セルビニは7得点、12リバウンド、5アシストと貢献、イタリアはオフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンド、両方を支配し(44-39)、今大会2勝目をあげた。

 一方、ブラジルは車椅子に関して予期せぬ問題に直面し、40分の遅れを引き起こした。1Qは17-13と敵にリードを許すも僅差を保ったが、その後コントロールを失い、前半は33-18でヨーロッパチャンピオンにリードをされて終わった。後半もあまり変わらず、ブラジルは3試合で2敗目を喫した。

 キャプテン、マルコス・シルヴァは20得点を挙げ(さらに6リバウンド、4アシスト)、エリック・シルヴァは13得点、10リバウンドとともに二桁をあげたが、充分ではなかった。ブラジルは次のイギリス戦、クウォーターファイナルに進むには勝利が絶対条件、もう引き戻れない。

イギリス75−フランス43
 勝ちに恵まれなかったイギリス、フランスの2チームによる本日第二試合、イギリスは4位に喰らいつこうという気持ちに勝った。イギリスは40分間ゲームをコントロールし、ついにフランスを75−43で制した。フランスは3連敗という不本意な結果で、プールAの最下位となった。

 サイモン・マンは25得点12リバウンドでイギリスを率い(2003ヨーロッパ選手権銅メダリスト)、その他の3名のチームメイト;コリン・プライスが17得点、ジョン・ポロックが13得点、テリー・バイウォーターが11得点と2桁得点を挙げた。この3名全員が6リバウンドをあげ、両リバウンドにおいてチームに貢献した(49-33)。

カナダ66−オーストラリア38
 午前中最後の試合は負け無しの2チーム、2000金メダルのカナダとアジアオセアニアチャンピオンのオーストラリア(シドニー5位)による試合だった。

 1Qからカナダはアテネでなぜトップチームと考えられているかを見せ付けた。カナダはオーストラリアに9得点しか許さず、20得点をあげた。2チームがロッカールームに戻ったとき、得点は、金メダルを守るべく、42-13にまでなっていた。

 後半も同様で、66-38の結果は全く妥当と思われた。この勝利は、イギリス戦、フランス戦の2試合を残しつつも、カナダにクウォーターファイナルへの切符を確実なものとした。それどころか、カナダは予選ラウンド無傷で進もうと考えている。

 オーストラリア(2勝1敗)はイタリアと2位を分け合っているが、2チームは水曜日に激突する。

 パトリック・アンダーソンはまたもや止められなかった。得点、リバウンド、アシストすべてにおいて2桁に近かった(19得点、13リバウンド、6アシスト)。一方、リチャード・ピーターは13得点を加え、ジョーイ・ジョンソンは9得点14リバウンドとすばらしい出来だった(プラス3アシスト、4スティール)。

 ジャスティン・エバソンは19得点9リバウンドとオーストラリアを率いたが、チームメイトで2桁得点を挙げた者は他にいなかった。実際、フィールドゴールの確立、カナダが41%なのに対して、オーストラリアは23%だった。キャプテン、トロイ・サックス(この試合の前まで1試合得点30点だった)早い段階でのファウルトラブルに苦しみ、プレイタイム22分、3得点(フィールドゴール1/6)に終わった。

(アテネ公式サイトより)


【選手紹介】
ファビオ・ライモンディ イタリア 2点 32歳
マルコス・シルヴァ ブラジル 3点 22歳
ジョン・ポロック イギリス 2.5点 27歳
サイモン・マン イギリス 4.5点 36歳
コリン・プライス イギリス 2.5点 40歳
テリー・バイウォーター イギリス 4.5点 21歳
ジョーイ・ジョンソン カナダ 4.5点 29歳
パトリック・アンダーソン カナダ 4.5点 25歳
ジャスティン・エバソン オーストラリア 4.5点 24歳
トロイ・サックス オーストラリア 4.5点 29歳