男子決勝トーナメント初戦
2008/09/14 カネコ

 日本は第4位で予選通過。

 プールBはAにも増しての大混戦。

 4勝1敗でアメリカ、イギリス、オーストラリアが並んだ。

 わたしは得失点差のみで決まると思っていたが、この場合、その直接対決での得失点差で決まるらしい。

直接対決では

・アメリカ対イギリス 50−54

・イギリス対オーストラリア 48−67

・オーストラリア対アメリカ 61−68

で、一番得点差をつけて勝ったオーストラリアが1位、ということ。

 日本は決勝トーナメント初戦、

 Bプールの予選ラウンドを1位で通過したオーストラリアは、アトランタを金、シドニー、アテネで銀メダルを獲得したカナダに継ぐ強豪だ。アトランタパラリンピックでは、決勝戦でトロイ・サックスだけで41点を1人で叩きだす!という伝説も残している。得点力、スピード、迫力どれをとってもトップレベルのチーム。

 4点クラスにそのトロイ・サックス、ジャスティン・エバソン、ブラッド・ネス、という、どれをとっても遜色ない3人。

 新エースであるジャスティンは、スピードとパワーを生かした強烈なアタック、そしてここに3点のショーン・ノリス。

 ショーンはすばらしいボールハンドリングとスピードで、ゲームをコントロールするガードプレイヤー。

 オーストラリアは4.5、4.5、3、1、1の布陣で徹底してインサイドを攻略。

 3点のショーンまでの3人が2桁得点を果たした。

 力負け、という感じで最終的には50−72。

 ただ、予選ではドイツを破り、世界の強豪を相手に接戦にも持ち込める力を持ってきた日本にとって、確実に大きく出てしまったのは、当たりの差だった。

 女子の試合も含め、どこかで誰かが接触し、転倒をしている、というハードでフィジカルな試合が多かったが、笛は吹かれない。

 日本はこのオーストラリア戦でも、あたり負けしてしまう場面が見受けられた。

 激しいプレッシャーから、ガードのプレイヤーがボールをさばこうとしているときにカットをされたり、ターンオーバーがどうしても多く出てしまった。

 日本で行われているバスケと、国際の場面でのバスケに大きな差がある、ということは、ここまでの力をつけた日本だからこそ、真剣に取り組まなくてはならない課題だと思われる。

さぁ、次はイギリスに敗れたドイツとの戦い!

 総勢16名の応援団を形成したわたしたちも、みんな声ががらがらになるほど応援したけれど、また明日、さらにパワーアップした応援で、日本をバックアップしたい!!!