大会2日目 トルコ VS アルジェリア (男子)
from しんぺ〜

世界選手権出場が初(たぶん)になる両チームの戦い。アフリカゾーンでは10年以上くらい前から南アフリカが毎回出場してきていたが、今回はその南アフリカを77-72の僅差で予選で破り、アルジェリアが出場してきた。アフリカゾーンの車椅子バスケ事情は非常に興味がある。

アフリカゾーン予選では、1位:アルジェリア、2位:南アフリカ、3位:モロッコ、4位:アンゴラ、5位:ジンバブエ、6位:ケニア
南アフリカの選手の8人が、フランス、イタリア、オランダでプロとして活躍しているそうだ。

一方、毎回強豪チームが出そろうヨーロッパゾーン。北京パラリンピックでは、スウェーデン、イスラエル、ドイツ、イギリスが出場していたが、今回のヨーロッパゾーン予選では、1位:イタリア、2位:トルコ、3位:イギリス、4位:ポーランド、5位:フランス。今回のトルコは世界選手権で初めて見るチームではないか。北九州チャンピオンズカップでトルコのガラタサライが毎回優勝しているところを見ると、トルコにも強い選手がいてもおかしくはない(ガラタサライのスタメンはほぼ外国人選手だが)。

試合は1Qから接触の多いフィジカルな荒い戦いになった。アルジェリアは徹底したボールプレッシャーをオールコートでしかける。それに対し、トルコはドリブルとクロスピックで対応し、試合はまさにハーフコートの戦いではなく、オールコートでの戦いになった。

2Qに入り、ディフェンスの荒いアルジェリアのファールがかさむ。そこでもらったフリースローを確率よく決めていくトルコ。次第に点差がつく。

後半に入っても、ディフェンスの形を変えないアルジェリアに対して、トルコが今度は積極的なボールプレッシャーをかけ、相手のリズムを狂わしていく戦略に変更する。それが功を奏し、後半は終始トルコのゲームコントロールになり、結局83−52でトルコが快勝した。

オールコートでのアルジェリアの徹底したボールプレッシャーに対し、クロスピックを上手に使って、アウトナンバーを何度も作りだし、試合のペースを終始握っていたトルコ。また、Jキャンプでも教わるスクリーン&ロールをきれいに決めて、ハーフコートのオフェンスを安定させていたのが印象的だった。

・北九州チャンピオンズカップに出場していたGurbulak選手(4.0)が32点でトップスコア
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