大会5日目 日本 VS ドイツ (女子)
from しんぺ〜

とうとうやってきた!
女子はこのあたりからメダルを意識した戦いが始まる。一つ一つがとても大切な試合になる。この試合に勝つと2勝1敗でドイツと並び、同2位で次の試合の得失点差で2位か3位が決まる。

1Qのスタートは網本、井上、添田、吉田、高橋
ドイツのチャージングから日本ボールで、網本がすぐにミドルで得点し、日本のペースをつかむ。フルコートマンツーをかける日本!ドイツに対してもいいプレッシャーになっているようだ。ドイツも10番Shunemannのきれいなショットで答える。

ドイツのセンターのプレッシャーが強く、なかなか簡単に打たせてくれない。またオフェンスでは、10番Shunemann、14番Marinaの大きな選手を何とかインサイドに入れようとする作戦。

圧倒的な高さを持つこのドイツのセンターをどう防ぐか、この試合のカギになりそうだ。

日本のスピードのほうが勝っているように見える。
スピードと高さの戦いか。

ここでドイツはプレスを仕掛けてくる。
ドイツにもスピードがあるということか。

一進一退で試合が進む。
4分を切ってまだ6-4でドイツリード。

ここで増子に変えて、上村を投入し、試合の安定をはかる。
ドイツがスクリーン&ロールからトップのスポットショットを決め、リードを広げようとするが、日本のディフェンスもうまくスイッチディフェンスで守っている。

どちらもなかなか得点できない。

1Qを終わり、4−10でドイツリード。

ドイツは、日本のプレスにだいぶ疲れているように見えた。

2Qは、網本、井上、添田、吉田、副島

網本のきれいなミドルショットで先制し、日本がいいスタートを切る。
ディフェンスでは、いい形でプレスをするが、最後の最後でアウトナンバーに
なってしまい、相手に得点を許してしまう日本

ドイツが2連続ショットを決め、さらにリードを広げる(6−14)

しかし、網本がまたミドルを決め、
プレスから吉田がスティールし、添田が得点。

ドイツの14番が、網本のドライブインに突っ込み、アンスポーツマンライクファール
網本が2本FTを決め、2点差に詰める。

日本のペースに徐々になっていく。

一進一退が続く中、ドイツが高さを使って、確実な得点をしていき、6点差とまた広げられる。

しかし、ここで上村が日本の高さで対抗!4点差に!
そこをまた14番Marinaが高さで決めると、すかさず上村が決める。

そこで網本の3ポイントが入り一気に1点差!

ドイツはファールをもらい、FTを2本決め、3点差に戻す。

しかし、上村がすぐに得点し、1点差。

8番のAnnikaがピックアンドロールからインサイドで3点差

しかし、またまた上村が得点で1点差!

デットヒートの第2Q

2Qを終わり1点差で後半に入る

(第3Qは、ある人に呼ばれ、試合を追うことができませんでした。すみません!)

第3Qを終わり、5点差の40-45でドイツリード

第4Q:井上、添田、増子、浦元、吉田
浦元のスクリーン&ロールのインサイドを決め、3点差にし、始まる
その後添田が得点し、3点差に詰める。
日本の流れにとうとうなってきた!!

しかし、ドイツのビッグセンター、10番、14番に連続得点を許し、7点差と開く。

ここで、上村、網本を投入。
ランニングバスケで網本のアシストから井上の得点で3点差。

しかし14番Marinaのインサイドの得点で5点差に戻される

2分30秒を切って
均衡を破ったのはやはり上村!インサイドの得点で3点差

しかしドイツは14番Marinaがアウトサイドを決め、5点差にまた広げる。

1分22秒

ドイツはここでピック&ロールからの攻撃で得点!7点差に開く。

ラスト40秒

そして、ドイツが日本のパスミスから得点し、9点差。

・・・・・
試合が終了した。
52−59

最後の最後までもつれたのはよかったが、そこからもうひとつ突き抜けるものが欲しかった。

ここがメダルのボーダーラインだ。
ここを勝ち抜けるかどうか。

今回は予選でドイツに敗退。
決勝トーナメントではぜひこの局面で挑戦して、勝ちぬいてほしい。

頑張れ、日本!




世界選手権5日目 日本 VS ドイツ (女子)
from 橘 香織
女子予選B組 日本対ドイツ

現地時間の7月11日午後13時にバーミンガム空港に到着。私の計算では、余裕で14時半からの女子のドイツ−日本戦には間に合う予定だったのですが、入国審査にものすごく時間がかかってしまった。
大きな荷物を置くためにまずはホテルへ。
空港からはタクシーを利用したのだが、運転手さんは現在行われているサッカーのワールドカップに夢中。いえいえ、車椅子バスケのワールドカップが今ここで行われているんですよ!と拙い英語で一生懸命話しているうちに、あっという間に市街地へ到着。
結局、体育館に飛び込んだときは、すでに日本女子対ドイツ女子は第4Qに入っていた。

この試合、日本は優勝候補と目されているドイツ相手に接戦を展開し、第4Q残り5分で48−53の5点差ビハインド。
日本は小さいけれどスピード感のある添田・浦元を下げ、吉田、高橋、井上、網本、上村というセットで追い上げを図る。インサイドをシャットアウトし、ドイツの(#14)モーネン、(#10)シューネマンにプレッシャーをかけて外から打たせるというディフェンスが非常によく機能し、ドイツに得点を許しません。逆に日本は上村のシュートでついに3点差まで追い上げる。
しかし、残り1分22秒で(#14)モーネンに決められ再び5点差。ここで日本はタイムアウトをとり、オフェンスでまずは1本取る作戦を確認。
タイムアウト後、網本のスクリーンアンドロールから高橋にボールが渡るもショットブロックにあい得点ならず。しかし、こぼれ球を吉田が拾って上村へ!ここで決まれば一気に日本に流れが来たかと思われたが、惜しくも上村のシュートはリングに嫌われ、逆にドイツ(#7)ミューラーにゴール下シュートを決められ7点差に開いてしまった。
日本は再びタイムアウトをとり追いすがりますが、加点できず逆にスティールからの逆速攻をおみまいされて万事休す。最終スコアは50対59であった。

第4Q残り時間が少なくなってくる中での一本のシュート、一瞬の判断が大切なことを再認識したゲームであった。