Jキャンプ2009 茨城キャンプ 報告
2001年から「車椅子バスケットボールキャンプ実行委員会」として活動してきましたが、さらなる思いを込めて、昨年2008年11月、「NPO法人Jキャンプ」として再スタートを切ることができました。
ここに至るまで、様々な葛藤がありながらも多くの方に支えられたことにより、このように次のステップへの決断ができたことを、まずは報告させていただくとともに、NPO法人として初となるJキャンプを開催するにあたり、これまで同様のご支援をくださった皆さまに心から感謝を申し上げたいと思います。
私たちの背中を押してくださった皆さま、本当にありがとうございました。
今後とも、私たちを見守っていてください!
平成21年8月13日(金)から15日(日)まで、参加者46名を迎え、NPO法人Jキャンプとしては初の、トータルでは8回目となるキャンプを茨城県立医療大学にて開催しました。
今回も定員を上回る応募をいただき、最終的には46名のプレイヤーと2名の見学参加者を受け入れました。
参加者層としては年々、障害のないプレイヤーの参加が増えています。
その多くは「日本車椅子バスケットボール大学連盟」所属の大学生で、チームの1・2年生が数名でまとまって参加をするという形が定着してきています。今回も、岡山や長野など遠方からの参加もあり、大学生たちの意欲の高さが伺えました。
障害のないプレイヤーが増加傾向にある一方、障害のあるプレイヤーが減少傾向にあることは、日本車椅子バスケットボール連盟の登録者数からも明らかですが、それがキャンプ参加者層にも影響が出ているようです。Jキャンプは、障害のあるプレイヤーの参加も増えていくような工夫をしていきたいと思っています。
たとえばJキャンプは、経験年数の浅いプレイヤーを中心としていることから、遠征などの経験もほとんどない参加者がいることが予測されます。また、障害の受障年数も浅いことも関連して予測されることから、遠距離での移動や宿泊を伴う朝から晩までのキャンプの参加に不安を持つ場合も少なくないでしょう。このような不安をなくし、Jキャンプへの参加をよりスムーズにするためにも、様々な地域に出向き、より良い情報提供によって参加を促すような努力をしていきたいと思います。
最後に、NPO法人としては初の企画となったJキャンプは、会場となる茨城県立医療大学、茨城県障害者スポーツ研究会の皆さまの多大なるご支援とご協力によって、多くの成果を生み出すことができました。
この場を借りて、心よりお礼を申し上げます。本当に、ありがとうございました!
各賞受賞者★ベストキャンパー 安藤 翔治 持ち点1
★トップウォーリアー 須藤 真乃介 持ち点1
★トップラーナー 吉村 亜希子 持ち点1
★トップチームプレイヤー 愛知 裕子 健常者
※受賞者にはバスケットボール(提供;モルテン。ベストキャンパーには井上雄彦氏よりサイン入り)を授与。
M V P
★一日目(ハッスル) 宮ノ原 正功 持ち点3
★二日目(トップピッカー) 水野 真由美 健常者
※一日目受賞者にはエナメルバッグ(提供;コンバース)を授与。
※二日目受賞者にはシートクッション(提供;IRC)を授与。
コンテスト勝者
★一日目コンバースコンテスト(ジョージア・テックレイアップ) 保坂 洋平 健常者
★二日目IRCコンテスト(ドリブルノックアウト) 中村 飛朗 健常者
※一日目受賞者にはエナメルバッグ(提供;コンバース)を授与。
※二日目受賞者にはシートクッション(提供;IRC)を授与。
リアル杯トーナメント優勝チーム
J-TRAIN(12名)
佐藤大輔、望月和哉、大曽根佳太、桑原邦昭、植木敏也、青木彬、水野真由美、
安藤翔治、久保田章、三輪奈保子、松本亘、小川美咲紀
※優勝チームにはヤングジャンプ特製グッズ(提供;集英社)を授与。
準優勝;Let’s J
3位;Smile
4位;羞恥心
この事業はスポーツ振興くじの助成により行いました。