NPO法人 Jキャンプ

 Jキャンプの事業

第10回車椅子バスケットボールキャンプ(Jキャンプ ファンダメンタル)in茨城2012 報告

 
報告 感想 ギャラリー

◆Jキャンプ茨城2012

平成24年度スポーツ振興くじ助成対象事業 toto(トト)

1)概略

平成24年8月10日(金)から12日(日)まで、参加者42名を迎えて第10回目となるキャンプを開催。「世界レベルの“基礎”を学びながら、車椅子バスケの楽しさを伝える」ことを軸として、イリノイ大学で構築されたカリキュラムを基に、日本の状況に合わせてJキャンプオリジナルのプログラムを提供しました。

全景  
2)参加者層

前回(2010年)「障害のある10代のプレイヤー」の参加が増えたことが特徴でしたが、今年も若い世代の選手が広い地域から参加してくださいました。

一昨年の報告書の中で次のような点を挙げていたことについて、前回も触れていますが、
「たとえばJキャンプは、経験年数の浅いプレイヤーを中心としており、遠征などの経験もほとんどないことが予測される。また、障害の受障年数が浅いことも関連して予測されることから、遠距離での移動や宿泊を伴う朝から晩までのキャンプの参加に不安を持つ場合も少なくないと想定される。事実、今回、ご家族の心配・反対により急きょ参加を取りやめた参加者もいた。このような不安をなくし、Jキャンプへの参加をよりスムーズにするためにも、様々な地域に出向き、より良い情報提供によって参加を促すような努力が必要となるだろう。」

今回も、早い段階から、保護者なしの遠出が初めてとなる、ということでのご相談を数件受け、コミュニケーションをとりながら受け入れを行いました。これは大変うれしいことであり、このキャンプがバスケットボールそのもののみならず、若い選手たちの良い経験の場となるように、保護者の皆様に安心して送り出していただける環境づくりをさらに徹底したいと感じています。

また、40代、50代の方の参加もあり、学ぶ姿勢を見せてくださったことは若い世代の選手にとっても大いなる刺激になったようです。

3)スタッフ体制

海外講師としては、当キャンプのカリキュラムの骨子となっているイリノイ大学のカリキュラムを熟知していることがまずは前提条件であり、今回もイリノイ大学出身の2名を招聘。ステファニー・ウィーラーはイリノイ大学女子チームの現コーチであり、ジェフリー・タウンゼントは男子チームの元アシスタントコーチ、ということで、共にイリノイで指導経験があるという最高の2名を招聘できた。
 日本人講師は引き続きのメンバーに加え、当法人スタッフの橘香織が、講師として初参加。女子チームのヘッドコーチとして経験を重ねるのみならず、イリノイ大学で行われるコーチングクリニックにも、ベーシック、アドバンスと参加するなど、コーチとしての知識と経験を重ね、満を持しての参加となった。
 このほか、モデルプレイヤーとして男女のエースとも言える藤本怜央選手、網本麻里選手を加え、過去最大の講師陣となり、充実した指導を可能なものにした。

>講師紹介

4)まとめ

今回も過去のキャンパーの数名の方が、ボランティアとして戻ってきてくれるなど、たくさんの方のお力添えをいただきました。
また、日本車椅子バスケットボール連盟様からも、会議前のお忙しい中、遠方からわざわざ見学に来てくださった方がおられるなど、過去10回の中で最も見学者が多いキャンプとなりました。見学者用に名札を用意していましたが、その名札が足りなくなるほどで、非常に多くの方に関心を寄せていただいたことをうれしく思います。

最後に、会場となる茨城県立医療大学、茨城県障害者スポーツ研究会、茨城県立医療大学車椅子バスケチームROOTsの皆さんには、何から何までサポートをしていただいた。そこに甘えすぎているかもしれない、という反省点もありつつ、心から、お礼を申し上げたいと思います。

皆様、本当にありがとうございました!!!!!


各賞受賞者

★ベストキャンパー 関口 美佳 (健常者)
関口美佳 

★トップウォーリアー 西岡 尚輝 (持ち点1)
西岡尚輝 

★トップラーナー 鈴木 宣子 (健常者)
鈴木宣子 

★トップチームプレイヤー 中井 健豪 (健常者)
中井健豪 

★10年後が楽しみで賞 萩野 真世 (持ち点1)
 
(この賞は第1回でマイク・フログリーコーチから香西宏昭選手に贈られたもの)
※受賞者にはバスケットボール(ベストキャンパーには井上雄彦氏サイン入り)とイリノイ大学グッズを授与。

M V P

★一日目(ハッスル) 

 財満 いずみ(持ち点1)
高田 沙織(健常者)


★二日目(トップピッカー)

関口 美佳(健常者)


※一日目受賞者には「PwC MVP」としてイリノイ大学Tシャツ等を授与。
※二日目受賞者には「バークレイズMVP」としてイリノイ大学Tシャツ等を授与。

コンテスト勝者

★一日目(ジョージア・テックレイアップ)    中井 健豪(健常者)


★二日目(ドリブルノックアウト)         関口 美佳(健常者)


※一日目受賞者にはエナメルバッグ(提供;コンバース)とイリノイ大学Tシャツを授与。
※二日目受賞者には化粧品セット(提供;ワミレスコスメティックス)とイリノイ大学Tシャツを授与。

リアル杯トーナメント優勝チーム

★HAPPY SET(10名)
山口健二、大曽根佳太、横田篤志、安斎航平、橋本路代、関口美佳、山口真奈、菅原志朗、深見大輔、久保田蒼


※優勝チームにはヤングジャンプ特製グッズ(提供;集英社)を授与。
(準優勝;SAMU SAMU〜、3位;  YY  、4位; KARAAGE)

トト
この事業はスポーツ振興くじの助成により行いました。
TOTO助成金収支報告書
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