大会二日目は準々決勝、準決勝が行われ、
決勝に残る為に二試合をこなさなければいけない一番の山場です。
ベスト4を決める準々決勝では、
宮城MAX、NO EXCUSE、ワールドBBC、パラ神奈川SCが準決勝進出を決めました。
準決勝第一試合の宮城MAXとワールドBBCの試合は、
試合は序盤からシーソーゲームの展開となります。
ワールドBBCは大黒柱の大島選手と冨永選手の得点力高い二人が自ら決めつつも、
ディフェンスを惹きつけて竹中選手や神谷選手にパスを送り、その二人がきっちり決めるという、
ワールドBBCの意図が上手くいった前半となったのではないでしょうか。
その結果、ワールドBBCが宮城MAXを3点リードして試合を折り返します。

近年ここまで追い込まれた試合をほとんど見せたことがなかった宮城MAXでしたが、
プレッシャーを感じている表情を見せず、淡々と試合を進めていきます。
残り2分を切り、昨年のMVPの宮城MAX・中澤選手が5ファールで退場になるも、
宮城MAXは選手層の厚さを見せつけます。
交代して出場した増渕選手が残り23秒でこの試合を決定付けるミドルショットを決め、
ワールドBBCを突き放します。
最後の最後までワールドBBCも食い下がるも63-60で宮城MAXが勝利して5連覇に王手をかけました。

Jキャンプ実況ツイートはこちら
→2013年車椅子バスケ日本選手権準決勝 宮城MAX対ワールドBBC
準決勝第二試合のNO EXCUSEとパラ神奈川SCの試合は、
NO EXCUSEペースで試合が進むも、
得点力のある菅澤選手が序盤からファールトラブルでベンチに下がる場面がありましたが、
控えでベンチを温めてきた大曽根選手がこの準決勝という舞台でその代役を務め上げ、
流れをパラ神奈川SCに与えず、安選手を中心に得点を決めていきます。

一方パラ神奈川SCも終始リードされる展開ではあるのですが、
集中力を切らすことなく、ミドルシュートを確率高く決めてきました。

NO EXCUSEは持ち点オーバーでベンチテクニカルファールとなるミスもありましたが、
チームの雰囲気が悪くなる事もなく最後は65-45で20点差をつけて勝利し、
宮城MAXへの挑戦権を手にしました。

Jキャンプ実況ツイートはこちら
→2013年車椅子バスケ日本選手権準決勝パラ神奈川対NO EXCUSE
大会三日目の予定は、
10:45から三位決定戦のワールドBBCとパラ神奈川SCの試合が、
14:00から決勝戦の宮城MAXとNO EXCUSEの試合が行われます。
宮城MAXが史上初の大会5連覇を決めるのか、
NO EXCUSEがそれを阻止して創部11年目にして初優勝を飾るのか。
大会最終日も熱い試合を期待したいと思います。
(写真・文/広報:伊藤)
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