『最後まで成長し続けます。』

U25AC・Jキャンプ国際担当原田麻紀子からの7日目の現地の様子が届きました。

気がつけばこちらに来てもう1週間がたちました。
準々決勝はオーストラリア戦。相手プールの第2位です。勝てばメダルラウンド。絶対に勝ちたいゲーム。
朝9時から練習のため、7時半には選手は体調チェック&朝食。昨日のリフレッシュが効いたのか、皆体調はまずまず。練習ではDF、OFの確認とシューティングを主に行いました。

午後1時15分試合開始。実力では上のオージー。なかなかリードは出来ないものの、選手たちはゲームプランにしっかりと従い、離されずに粘り続けました。最後はファウルゲームに持ち込み、最後の最後まで食いつきましたが3点差を追いつけず敗退。小さなミスの積み重ね(プレーヤーもコーチも)や、滑り出しの悪さが最終的には勝敗を分けたのだと思います。それでもこの短期間でのフレッシュジャパンの成長は本当に素晴らしく、今日の試合も今の自分達のベストをつくしての結果だったのだと思います。明日はメキシコ戦、残り2試合。最後まで成長し続けます。

さて、大会には各国のシニア代表コーチ陣も現地入りしています。分かるだけでもカナダ、アメリカ、イギリス、メキシコ、ドイツ。U25のアシスタントコーチとしてチームに帯同している人もいれば、外から見ている人は自国・他国の選手をスカウティングしたり、自国U25コーチ陣のサポートをしているようです。時間を見つけて、各国のジュニア・女子育成事情が聞けたらと思っています。
今日の最終試合はカナダ対メキシコ。当然カナダのホームで盛り上がるかと思いましたが、大学にサマーキャンプで来ているメキシコ人の子供たち50人ほどが応援に来て大合唱。完全にメキシコのホーム状態に。残念ながら試合には負けましたが、異国で同国の子供たちに応援されたメキシコはきっと心強かったでしょうね。明日の日本の対戦相手はメキシコですが、明日もあの子供たちは来るのでしょうか。

今日の余談です。試合後には必ず最低一人、選手がインタビューされます。ウェブキャスト、時にはTV中継にも。得意な子もいれば、不得意な子も。萩野選手は先日、緊張してなかなか言葉がでてきませんでしたが、頑張って最後までやり通しました。内海選手は今日の敗戦の後で辛かったと思いますが、しっかり落ち着いてインタビューに答えていました。二人はすでに日本代表を経験している選手。そして、これからますます活躍していくことでしょう。インタビューはその選手のみならず、チーム、スポーツ、国の印象をも見ている人に与えるものです。どの選手も、今は苦手だとしても少しずつ慣れていったり練習をして、しっかりとインタビューができるようになって欲しいですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

Jキャンプスタッフ、広報担当 2007年からNO EXCUSEを撮影し始め、車椅子バスケットボールに関わり始める。 Jキャンプ2008に撮影ボランティアで参加し、その後スタッフになり、 チャンスがあれば海外大会への観戦・取材にも飛んでいく。 【2008年・中国】北京パラリンピック 【2010年・中国】広州アジアパラ競技大会 【2011年・韓国】ロンドンパラリンピックアジア・オセアニア地区予選 【2012年・イギリス】ロンドンパラリンピック 【2013年・アメリカ】全米大学車椅子バスケットボール選手権大会