NPO法人 Jキャンプ

わたしの働いている団体で行っているプログラムの１つが「シティ・リーグ」です。
これは、バンクーバーエリアの人たちを対象にした車椅子バスケのレクレーションリーグで，秋と冬、週１回、全９回で行われています。

カナダでは健常者も公式ゲームでプレーできます。もちろんこのリーグにも障害者と健常者が参加しています。とは言え、ゲームはクラス分けなしで行われ、プレー時間も基本的には平等です。

リピーターもたくさんいれば、はじめてバスケに挑戦する人たちもいます。リハビリセンターのレクレーションセラピストから紹介されてやって来る障害をもった人や、友達の紹介で来た人、自分の家族、友達が障害者で一緒にプレーしている人、などなど。

リーグの運営方法ですが、このリーグをとりまとめるコーチが一人いて，彼がチーム分けをします。そして，少しだけ基礎的なスキルを紹介したりしながら、基本はゲームを１日に２試合行います。今回は３０人近くの参加者がいて４チームに分かれています。

試合とはいっても審判は一人で、コールもそんなに厳しくありません。毎回は来ない人もいるので，人が足りなければ臨機応変に他のチームの人が助っ人で入ったりもします。

とにかく基本は車椅子バスケを楽しむこと。

リーグを運営する組織としては、このリーグを楽しんでもらうことで車椅子バスケというスポーツを紹介するという大きな目的があります。

参加者は一生懸命プレーしながらも、お互いヘルプしあったり冗談をいいあったり、手作りお菓子を持ってきてみんなで食べたりと，とにかくアットホームで笑顔が絶えません。
でも、ここから将来もっと上のレベルでプレーする人が少数ながらも出てきたりするかもしれません。

（許可を得てブログより転載）