良いスタートを切ったイリノイ大学 【 NIWBT Day 1 】

2013年全米大学選手権

3月7日(大会1日目)
本日から始まった2013年全米大学車椅子バスケットボール選手権(以降NIWBT)。
Jキャンプの補助講師である香西宏昭選手(以降ジュニア)が所属する、
イリノイ大学の初戦のEdinboro大学との試合が15時より行われた。

Edinboro大学との力の差はシーズンを通して分かっていたことだが、
初戦は大会の流れも決めるような試合にもなりかねず、
とにかく自分たちのバスケットボールをしていくことが大切になってくる。
ジュニア自身後半の早い段階でベンチに下がったが、
チームはやるべきことを継続できたようで、
73-29で大勝して良いスタートを切ることが出来た。
ジュニアも「(点差が離れすぎて)変な流れにはもっていきたくなかったので、そうならなかったのでよかった。明日です。」と試合後すぐに気持ちを明日に向けていた。

2013年全米大学選手権
キャプテンとしてチームを引っ張る立場は日本でやっている時とは違う顔かもしれない

2013年全米大学選手権
ジュニアと共にチームの得点源でもあるビッグマン、Nik Goncin(クラス:Ⅳ)

2013年全米大学選手権
試合後のミーティング

トーナメント方式のこの大会は負けた時点で優勝がなくなる。
明日の対戦相手でもあるAlabama大学には昨年行われたロンドンパラリンピックの決勝戦では、
敵同士でもだったカナダ代表のBo Hedgesとオーストラリア代表のJannik Blair、
また2009年世界ジュニア選手権アメリカ代表のJared Arambulaもいる。

2013年全米大学選手権
高い確立でショットを決めてくるHedgesは32歳のベテラン選手(クラス:Ⅱ)

2013年全米大学選手権
Blairは対照的に今年21才になったばかりの選手(クラス:Ⅰ)

2013年全米大学選手権
Arambulaは鋭いドライブで相手ディフェンスを切り裂いたり、
広い視野からのアシストなどAlabama大学の中心的な選手(クラス:Ⅱ)

手強い相手でありシーズン中も1勝しか出来ず厳しい戦いが予想される。
ただ2012年NIWBTの準決勝ではシーズン中一度も勝ったことがなかった、
強豪テキサス大学アーリントン校に56-50で競り勝ちその大会を準優勝をしている。
勝負はその瞬間にならないと何が起こるかわからない。
観客はそれを楽しむが、選手はそれを恐れる。
しかし、どんな中でも楽しむ力がジュニアにはあると信じている。
きっとやってくれると信じようと思う。

(広報担当:伊藤)

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LIVE STREAMING
http://nationals.alabamaadapted.com/video.php

※本日はサブコートだったので映らなかったようで、
期待して見てくれた方はすみませんでした!

準決勝 vs Alabama大学
3月9日(土)8:00 ~
この試合はメインで行われるはずですので、
明日こそはみんなで応援しましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

Jキャンプスタッフ、広報担当 2007年からNO EXCUSEを撮影し始め、車椅子バスケットボールに関わり始める。 Jキャンプ2008に撮影ボランティアで参加し、その後スタッフになり、 チャンスがあれば海外大会への観戦・取材にも飛んでいく。 【2008年・中国】北京パラリンピック 【2010年・中国】広州アジアパラ競技大会 【2011年・韓国】ロンドンパラリンピックアジア・オセアニア地区予選 【2012年・イギリス】ロンドンパラリンピック 【2013年・アメリカ】全米大学車椅子バスケットボール選手権大会