『Better than the Best でドイツにリベンジへ』

U25AC・Jキャンプ国際担当原田麻紀子からの8日目の現地の様子が届きました。

順位決定戦に回ったフレッシュジャパンは、メキシコと対戦。

昨日と同じスケジュールだったので、試合前の準備はスムーズに行きました。試合直前のゲームプランミーティングでは、試合でフォーカスすることを再確認。そして、皆のモチベーションをあげられたらとYou Tubeで見つけたスラムダンクの動画を見ました。スラムダンク世代のみんなはぐっときたようですが、残念ながらスラムダンクを知らない子達はいまいちだったよう。でもチームで勝利を勝ち取るという強い気持ちは伝わったと信じています。

そしてメキシコ戦。簡単には勝てないゲームだとしっかり認識して試合に臨みました。予想以上に第2スレットのアウトサイドシュートが入り苦戦しましたが、選手たちは今回もゲームプランにしっかり従い、さらにコーチが細かいプランの調整を指示しても、しっかりと理解し実行してくれました。なかなかコートタイムのなかった番場、北野両選手も今日は出場。決して長いプレー時間とは言えずとも、力強いプレーを見せてくれました。結果は見事勝利。いい試合ができました。今日の注目を浴びたのは網本選手。51得点11リバウンドの快挙です。本人が気持ちよくプレーをしていたのと同時に、彼女を含めたコート上の5人が頭をしっかり使ってプレーをしたことが、この快挙に結びついたのだと思います。悔しい敗戦の後の大事な一戦。今日もチームみんなで一歩も二歩も階段を上って勝てたことが本当に嬉しいです。

明日は5位決定戦。緒戦で負けてしまったドイツにリベンジするチャンス。ここまで上ってきたので止まることなく、Better than the Best をやり遂げて、みんなでフレッシュジャパン最高の笑顔で終えられたらと思います。
ちなみに今日の準決勝はどちらの試合も接戦。
決勝はアメリカ対オーストラリアになります。初のU25チャンピオンはどちらでしょうか。

余談です。この大会には世界8カ国が参加していますが、ウェブキャストのコメントでよくアメリカ大学リーグの話題が出てきます。私(AC原田)もイリノイ大学出身ですが、この大会にもアメリカのコーチ陣や選手、イギリスやオーストラリアの選手、そして大会スタッフとイリノイ大出身者が何人もいます。 このような場で同じ大学出身の人がいろいろな立場で活躍しているのは嬉しいですし、共に学んできた仲間が国境、国籍を越えて一緒に女子車椅子バスケの発展に貢献している形も素晴らしいと思います。

もう一つ余談。フレッシュジャパンのトレーナーは野口会長以外で唯一の男子、涌井トレーナー。いつもきゃあきゃあしている女子達にも動じず、落ち着いて仕事をこなしてくれます。そんな涌井トレーナーは時々ぽそっと力強いことを言ったりするので、陰の総監督と言われています。

今日は余談が多いですが、もう一つだけ。試合後、勝利を記念して&明日の試合の景気づけとして地元の日本食屋さんからお寿司をとりました。明日のことも考え、一応生ものを使っていない巻物系のお寿司だけにしたのですが、普段そんなに量を食べないみんなも今日はすごい勢いであっという間に全て平らげていました。やっぱり和食が恋しかったのですね。

お米のパワーをもらって、最後もう1試合頑張るぞ!

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Jキャンプスタッフ、広報担当 2007年からNO EXCUSEを撮影し始め、車椅子バスケットボールに関わり始める。 Jキャンプ2008に撮影ボランティアで参加し、その後スタッフになり、 チャンスがあれば海外大会への観戦・取材にも飛んでいく。 【2008年・中国】北京パラリンピック 【2010年・中国】広州アジアパラ競技大会 【2011年・韓国】ロンドンパラリンピックアジア・オセアニア地区予選 【2012年・イギリス】ロンドンパラリンピック 【2013年・アメリカ】全米大学車椅子バスケットボール選手権大会