【No.51】女性コーチアカデミー2016に参加して(3/3) 女性指導者から女性だけで学ぶ意義


↑講師の一人、Marlene Bjornsrud氏と。Marlene はJキャンプ海外講師のステフにも影響を与えたコーチング講師。

今回は私が参加した女性コーチアカデミー2016を通して感じたことについてお話したいと思います。

3日間で行われた様々なセッションと講師やスタッフ陣の尽力により、女性の指導者から女性だけで学ぶ意義について身を持って感じることが出来ました。もちろん男性から学んだり、男性と一緒に学んだりすることに問題があるわけではありません。むしろそれも絶対的に必要なことだと思います。それでも、女性同士だから話せることや、女性同士だから分かり合えることがあるのだということに改めて気づいたし、それがスポーツの世界やキャリアの世界でも重要な点なんだと学ぶことが出来たのです。

女性というトピックへの反応は人それぞれであり、時に反感を生み出すこともあります。それは男性の中だけでなく、私もそうだったように女性自身の中でも。アカデミーの素晴らしかったところは、そのように感じる参加者にも違う視点から考えさせポジティブに捉えられるようなカリキュラムや進行を行っていたことです。

Jキャンプでは女性スタッフが多いに活躍しています。でも、女性という視点に着目してアスリートやスタッフにアプローチをしてきたことがこれまでなかったように思います。女性が活躍の場を広げている今、彼女らの能力や可能性を最大限生かすためにJキャンプが出来ることは何か、自分が出来ることは何か。男性と一緒に考え、力を合わせて解決法を探していくことも重要ですし、自分の満足のためだけでなく、次世代の女性が活躍するためにも、自分から行動を起こさなければいけないと感じたアカデミーでの体験でした。

アカデミーを振り返って感じたことは、Jキャンプ のファンダメンタルキャンプなどと構成や参加者の反応が似ているということ。アイスブレイクではお互い緊張しつつも笑顔を見せお互いのことを知ろうとし、セッションが始まるとまだまだ緊張しつつも学ぶことにのめり込んでいく。夕食の後は「ラウンジセッション」でお酒を交えながらお互いの考えていることや熱い思いを少しずつ表に出していき、意気投合したり、新しい発見をしたり。気がつくとだいぶ打ち解けていました。2日目のセッションは仲間意識の出てきた仲間たちとさらに学ぶことを楽しみ、再び「ラウンジセッション」ですっかり意気投合。話はつきないので部屋に戻っても、次の朝が早いのに夜中まで話して仲間意識を培っていく。最終日には一人ひとりが熱い思いをもってこれからのことを語り合い、認め合って別れを惜しみました。まさにファンダメンタルキャンプ の3日間とはこういうものなのではないかと思い、初めて参加者側でその感覚を味わえた気がしています。異なるチームから来るキャンパーたちだが、似たような情熱を秘めて参加する。私たちのキャンプ の形は変わってきていますし、参加者にも変化があります。でもこういう場所がやっぱり必要だと改めて思いました。学ぶことを楽しみ、仲間を作って、将来に希望を持ったり志を持てるような場所。

コーチを始めてもう10年以上になります。経験値はまだまだ低いけれど、自分の進む道がうまく見つからず悶々とする日々でした。アカデミーに参加することで、そのような状況にあるのは自分だけではないことを知ったし、自分らしさを追及することが良いことだと学びました。いつかJキャンプでも女性を対象にしたイベント、女性コーチと女性アスリートが集まっていろいろな話が出来る場を設けることが出来たらと思います。

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原田麻紀子/はらだまきこ

Jキャンプスタッフ、通訳・国際事業担当。 日本にて車椅子バスケ各種大会や車椅子バスケ、車椅子ラグビーなどのキャンプで通訳として活動したあと渡米。 イリノイ大学大学院でスポーツマネージメントを専攻しつつ、同大車椅子バスケ部のマネージャー、アシスタントコーチをつとめる。 2008年夏に卒業後、現在はカナダ・バンクーバーのBC Wheelchair Basketball Societyにてプログラムコーディネーターとして働く。 また、これまでも趣味としてプレーをしてきたが、障害が無くとも公式戦に出場ができるカナダでプレーヤーとして活動しはじめる。 2011年に行われたU25女子世界選手権大会には日本代表チームのACとして参加。