「障害者スポーツとしての車椅子バスケットボールを考えるinドイツ」研修報告2ー現地研修1ー

【ドイツ研修概要】
2014年9月12日~17日の5日間、ドイツ西部に位置するケルンを訪問しました。 全9名と少ない人数でしたが、その分中身の濃い時間を過ごすことができました。 現地での案内役は、このコラム内で何度もドイツの現状についてリポートしている、Jキャンプスタッフの伊藤由紀です。

☆伊藤由紀のコラム(一部)
No.2 JUROBA CUP in Bonn(ドイツより大会レポート)
No.6 日本女子車椅子バスケットボール代表ドイツ遠征
No.12 車椅子バスケットボールハンブルク大学選手権

研修のスケジュール
1日目 移動(成田~デュッセルドルフ約13時間)
2・3日目 キックオフトーナメント観戦
4日目 小学校での車椅子運動導入教室へ参加、車椅子ラグビークラブの見学
5日目 観光・移動

現地研修1
成田からの直通便でデュッセルドルフ空港へ。日本語もばっちり

2回目の今回のコラムではキックオフトーナメントについてご報告します。

【キックオフトーナメント】
キックオフトーナメントは、約40年前から、当初障害者が社会に認められ、理解されることを目的として開催され(当時のベルンドベストトーナメント)、拡大、変化を遂げながら開催されてきた、ケルンのRBC Koeln 99ersというクラブチームが毎年開催している国際大会です。今回はフランス・オランダ・ベルギー・イスラエルとパレスチナ合同といった海外チームが参加していました。大会は競技能力に応じて12チームを3部に分け、リーグ形式をとっていました。そのため、国の代表選手だけでなく、初心者や生涯スポーツとしてプレーする選手も多く参加しているという点が特徴的でした。
会場はケルン市内にある学校で、体育館はバスケットコートが2面×2か所の計4面とれる広い場所でした。 まだシュートも届かないような幼い選手が、国の代表選手と同じ会場で試合をしている姿はなんともいえない感慨深いものがありました。

現地研修1
現地研修1
体育館・試合の様子。間近で観戦でき大興奮

面白いと思ったのは学校の庭でバーベキューをやっており、日本のようなお弁当ではなく、焼き立てのソーセージを挟んだ熱々ホットドックが食べられたことです。地元のボランティアの方々が腕をふるって調理をしていました。またケーキや飲み物なども販売されており、居心地が良くてついつい長居してしまいました。

現地研修1
現地研修1
庭でのバーベキューの様子 とっても美味しかった

大会中に貴重なお話を聞くことができました。
・ドイツのクラシファイヤーRoger Packmohr氏から、ドイツのクラス分けの歴史や現状について
・ドイツ車椅子バスケットボール連盟の役員であり女子車椅子バスケットボールの委員長であるAnn-Katrin Gesellnsetter氏から、国内リーグ戦に健常者が入るようになった歴史などについて
・車椅子バスケットボールの現在のクラス分けシステムを構築し、今なお障害者(児)の運動導入の活動をされているHorst Strohkendl先生から、運動導入について

現地研修1
Roger Packmohr氏(写真上)から話を聞く
現地研修1
Ann-Katrin Gesellnsetter氏(写真下)から話を聞きました

最後のコラムは、車椅子を使用した運動導入、車椅子ラグビークラブ、そして研修を通して感じたことについて報告します。

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ABOUTこの記事をかいた人

愛知裕子/あいちゆうこ

Jキャンプスタッフ。広報担当。 2007年に茨城県立医療大学ROOTsで車椅子バスケットボールに出会い、プレーヤーとして活動する。 2009年Jキャンプin茨城にキャンパーとして、2012年Jキャンプin茨城にボランティアとして参加し、 その後Jキャンプスタッフとしての活動を開始する。 現在はROOTs、女子車椅子バスケットボールチームSCRATCHのスタッフもつとめている。