NPO法人 Jキャンプ

 レポート&コラム

No.34 日本人初のヨーロッパクラブ選手権(チャンピオンズカップ)出場!
2012.04.25. 金子 恵美子

Jキャンプの補助講師でもおなじみの「るー」こと堀江航選手が所属する
ドイツのクラブチームLahn-Dillがドイツの国内リーグ、ブンデスリーガを制した。

ドイツ国内では無敗の絶対王者としてこの一年を過ごしたLahn-Dill。

すでに今年のチャンピオンズカップ(5月3日〜6日トルコで開催)の出場権は
得ているものの、これでドイツチャンピオンとして堂々とトルコに乗り込むことになる。

前回2010年の夏のキャンプに講師として来日してくれたアメリカのSteve Serio、
これまで9年間同チームを率いてきたカナダのJoey Johnson(以下ジョーイ)、
北京パラでアメリカをキャプテンとして率いたMikey Payeなど各国の強豪が集まる超強豪。
かつてはカナダのスーパースターPatrick Anderson(以下パット)も所属し、
Joeyとともに黄金期を築いた。

このチームがすごいのは、ただスーパースターを集めただけではないこと。
それは、多くの選手がヨーロッパのチームを短期間で渡り歩いているのに対して、
ジョーイとパットは、長い期間このチームで腰を据えてプレイをしてきたことが
大きく影響しているように思う。

かつてパットが言っていたこと。
「自分がいなくなっても、何かが残るような形でやりたい」

それを、まさにジョーイとパットが具現化したのがLahn-Dillであるように思う。

長年同チームを率いるコーチのNicholai Zeltingerはロンドンパラドイツ男子代表のHC。
イリノイ大学で行われたコーチングクリニックに参加するなど、世界のバスケを学び、
ドイツのバスケの変革を試みてきた人の一人。

そんなヨーロッパの超強豪チームに、日本のるーが加入し、そしてヨーロッパチャンプに
挑むことは、鳥肌が立つほど本当にすごいことだと思う。

今では4つの大会に分かれて開催するほどの大きさになったヨーロッパのクラブ選手権。

世界の強豪が集まるヨーロッパで、チャンピオンを決める戦い。

日本選手権とスケジュールがかぶってしまっているので、残念ながら応援には行けないが、
日本選手権会場から、トルコに応援の念をみんなで送ろう!!!!!

るー、日本人として初めてのヨーロッパチャンピオンズカップ、いい試合を!!!

るーとスティーブ
ブンデスリーガ優勝後のるーとスティーブ

 

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